2017-01-25 リチャード・マグワイア『HERE』 感想 書名: 『HERE』(国書刊行会)著者: リチャード・マグワイア訳者: 大久保譲 同じ地点から見た景色や出来事を、時を越えて切り貼りする作品。人々の暮らしを主軸にしながら、太古の昔から遠い未来に至るまでの断片を思うままにつなぎあわせていく。 キャラクターやセリフの魅力に頼らずとも、ここまでのことができるのかと唸らされる。調査にもとづいている部分が意外とあるようなのもおもしろい。